御先祖様を探して

こんにちは、八咫烏です。

 

以前、家系図を作った時に取得した戸籍を手掛かりに、御先祖様の御供養がしたくて お墓を探しに山形と宮城に行ってまいりました。

結論から言うと、直系の方の お墓は見つけることが出来ませんでしたが、親戚の お墓は、見つけることが出来ました。

今も先祖代々の土地に住んでいる方に電話することも可能だったんですが、コロナ禍も有るし、いきなり電話で「私は、あなたの親戚です。」と言っても詐欺だと疑われると思い、今回は自力で探すことにしました。

戸籍の住所付近の、お墓を全部回って戸籍に載っている名前とお墓に彫られている名前を照らし合わせることで特定しようとしました。お墓の場所はGOOGLE MAPの航空写真レイヤーを使い、目ぼしい所をピックアップ。GOOGLE MAP大活躍です。

山形では曾祖父の弟の、お墓を見つけることが出来ました。

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家系図で見ると赤丸で示した方々です。

お墓の前で、一応、「○○さんの ひ孫の八咫烏です。」と言ってから 般若心経を唱えさせていただきましたが、いきなりやってきた どこぞの何者とも分からない奴が、いきなり「御先祖さん、こんにちは。」と言って般若心経を唱え始めるのですから、こちらの方々さぞやびっくりした事でしょう。

 

御先祖ばあさん「ちょっと、おじいさん 子孫だって言ってる人が来てますよ。」

御先祖じいさん「なんだい? ばあさん シソが、どうしたって?」

わい「観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時~~~」

じいさん、ばあさん「ひぃっ!」

同じ苗字の墓は、周辺にたくさん有るのですが、直系の方の名前は、みつけることができませんでした。

 

御先祖さんと全然関係ないのですが 今回、山形を車で走って思った事は、時間の流れがゆっくりしているなぁ と言う事です。

僕は、関東に住んでいるのですが、片側2車線以上の道路を走っていると、頻繁に車線変更し、ちょっとでも前へ行こうとする人とか、信号待ちしていて信号が青に、なるや否や直進車の前を無理やり右折していく人とか、進行方向の信号が赤だと交差点のコンビニの駐車場を突っ切って行く人とか、”せせこましい” ”ちまちました”人達を多く見る事が有ります。

でも今回山形を走っていて、そんな人達を見る事は有りませんでした。

僕が直進している時、かなり向こうの方に止まっている車が有りました。何をしているんだろうと不思議に思ったら、その車は右折車でした。まだ、距離がかなり有るのにずっと待っていてくれるのです。それも、一度や二度ではなかったです。少なくとも5回は有ったと思います。

都会生活の人が息が詰まりそうになり、田舎暮らしにあこがれると言うのも分かるような気がしました。

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雪国特有の縦型信号。 本文とは関係ないです。

 

山形の後に、宮城へ行って父方の御先祖さんの、お墓を探しましたが、こちらでも遠い親戚の お墓しか見つけられず、直系の方の お墓は遂に見つけることが出来ませんでした。

ちょっと心残りではありますが御先祖さんを探すのは、ここで一旦 一区切りとしたいと思います。しかし、今回の一連の御先祖さん探索で、連綿と続く人々の命であるとか生活を肌で感じることが出来て、有意義な時間が過ごせたと思います。