臨死体験と時間の感覚
こんにちは、八咫烏です。
先日、バンブルビーさんの、お知らせらしきものが有りました。
ネットで「死後の世界を探求する」と言う動画を見ていたのですが、その中でアメリカ、ワイオミング州のメアリー・ニールさんと言う整形外科医の方が登場します。
彼女は、カヤックで川下りをしていた時に、誤って滝壺に落ちて沈んでしまい、浮き上がる事が出来なくなってしまいました。そして、助け出されたのは、滝壺に沈んでから30分後だったそうです。
一緒に川下りをしていた仲間達は、水中に沈んでしまったメアリーさんを探し、救助しようとしますが、沈んでしまってから30分もかかってしまったので、救助と言うよりは遺体の引き上げ作業の様な感じだったそうです。
しかし、引き上げられた後、彼女は息を吹き返し、脳に影響もなく普通の生活に戻ることができるようになりました。
そして、その時に居た世界の事を次のように語っています「時間と空間の感覚が全く違う。永遠が1秒の中に有り、その1秒が永遠につながる。」
これって、映画「メッセージ」の中に出てきた時間の非線形性とか道元さんの過去現在未来は同時に存在し得るって言う時間論と同じ事みたいですね。
冒頭で、この動画の事をバンブルビーさんの、お知らせらしきものと言ったのは、バケネコさんの、下のブログを思い出したからです。
このブログのコメント欄の"yanyan2896"さんのコメントが分かりやすいと思います。
バンブルビーさんは、「私は、あなたの守護霊です。」とか言いながら光と共に舞い降りて天啓を示すなんてことは出来ないので、あの手この手を使ってメッセージを送って来てくれてるのかなと思います。
臨死体験中の時間の感覚について語っている方をもう一人。
彼は、細菌性髄膜炎に罹患してしまい1週間の昏睡状態に陥ってしまうのですが、その時の事をこう記しています。「どれほどの時間そこにいたのだろう。見当がつかない。この世界の時間観念が全くない場所で感じた事を正確に表現するのは、ほとんど不可能と言える。」「そこでの時間は、こちらの世界で体験している線的な時間感覚とは異なっていた。」
彼は、脳神経外科医と言う立場上、自分に起きた事を理解しようと臨死体験に関する書籍などを読み漁ります。その中で、古代ギリシャや古代エジプトの時代から語られている臨死体験に自分と共通するものを見出しこのように語っています。「全方向を同時に見る事が出来る感覚、また線的な時間を超越した時間感覚も、それらには記されていた。」
古代ギリシャや古代エジプトの時代から臨死体験し線的な時間を超越した時間感覚を
経験した人達が居たんですね。
日本でも、臨死体験中の時間の感覚について述べられているものが有ります。
広島大学の斎藤忠資さんの論文
https://home.hiroshima-u.ac.jp/tadasi/ronbun-28.pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/transpersonal/13/1/13_9/_pdf/-char/ja
これらの中にも、臨死の世界の時間の感覚は、普段生活している世界とは異なる時間の感覚だと述べられています。
どうやら、相対性理論などの現代物理学でも、道元さんの時間論でも、古今東西
臨死体験をした人達がいた世界でも、それらは共通の時間の感覚を持った世界のようです。
それらは、全く同じ世界の事を物語っているのか、それぞれ異なる世界でありながら共通する事項が有るのか分かりませんが、普段私たちが生活している世界とは、違った世界が有るのは間違い無い様です。