兵籍簿の請求

こんにちは、八咫烏です。

 

以前ブログに書いた、二次大戦で戦死した親戚の戦没地についてですが、僕の記憶では墓石にはパラオペリリュー島と刻まれていたのに、戸籍にはフィリピンのレイテ島と書かれていました。

なんか、このままにしておくのは、戦死者に対して申し訳ないような気がして 自分に出来る事は、やってみようと思います。

 

日本軍の軍人の履歴を調べるには、兵籍簿又は軍歴証明書を請求する方法が有ります。

他には、靖国神社に合祀された戦死者名簿を調べる方法が有りますが、合祀されていなければ名簿に載る事はないので、兵籍簿か軍歴証明書の方が分かる可能性が高いみたいです。

 

で、兵籍簿なるものを請求することにしました。

兵籍簿は旧軍が手書きで軍人の召集時期、配属、官職、叙位叙勲、召集解除時期等を記したもので、軍歴証明書は兵籍簿を基に役所が纏めたものです。

 

海軍軍人の記録については厚生労働省が保管し、陸軍軍人の記録については、本籍地の各自治体が保管しています。

但し、厚生労働省内に陸軍軍人の連名簿等の資料が保管されている場合が有るそうです。

直接、厚生労働省の業務課調査資料室 資料第一班と言う所に問い合わせをしてみましたが、記載されている軍人によって詳しく記載されている場合と、連絡先など簡単な事しか記載されていない場合が有るそうです。

申請方法は、以下の厚生労働省HPに記載されてます。

手数料は無料ですが、請求者との関係確認書類として戸籍の原本を送る必要が有ります。戸籍の原本は調査資料と一緒に送り返してくれるそうです。

 

旧陸海軍から引き継がれた資料の写し等の申請について|厚生労働省

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陸軍の軍歴証明書の請求先は各自治体によって様々です。

自治体のリンクを貼っておきます。

https://www.mhlw.go.jp/content/12100000/000528925.pdf

 

亡くなった親戚の本籍地は宮城県なので宮城県の保健福祉部 社会福祉課 と言う所に

兵籍簿又は軍歴証明書を請求する場合どうすればよいか聞いてみました。

必要書類は申請者の免許証等の本人確認書類、戸籍の原本、軍歴証明申請書です。

こちらも手数料は無料で、軍歴証明申請書は 社会福祉課から送っていただけるそうです。

 

色々、お話を伺っているうちに問題点が有りました。

それは、記録が火災で焼失していると言うのです。

1951年4月に仙台市で二日町大火と言う火災が有ったのですが、二日町周辺の94戸が焼失してしまいました。火は、兵籍簿を保管している建物にも延焼し、ほとんどが燃えてしまって残っているのは519名分だそうです。

この519名の兵籍簿の中に僕の親戚の物が残っている可能性は、かなり低いと思うのですが軍歴証明申請書が届いたら申請してみます。

それと、申請してから2か月くらい時間がかかるそうです。

 

なかなか大変な作業で最後は何も手にすることができないかもしれませんが、出来る所までやってみようと思います。