家系図作成2 戸籍を請求する
こんにちは、八咫烏です。
前回に続いて戸籍を請求していきます。
それぞれ管轄する役所へ請求書を提出しました。
しかしこれが、すごい面倒くさい。
提出する書類は、交付申請書、手数料分の定額小為替又は普通為替
宛名を記入し切手を貼った返信用封筒、請求する本人の本人確認書類
請求する者の現住所が確認できる書類、請求権限を確認できる書類
これらを提出する必要があります。
先ずは請求権限を確認できる書類として自分の戸籍謄本と請求する者の
現住所が確認できる書類として住民票を請求します。
それから、父方の祖父母と母方の祖父母の戸籍を担当する役所の
4か所へ書類を提出しました。
も~大変。これ面倒くさいだけじゃなく、様々な壁にぶち当たります。
主なものを上げると
1.専門用語の壁
2.旧漢字、大字の壁
3.変体仮名の壁
4.書体、癖字の壁 等々
戸籍を請求する上で、先ず出てきたのが専門用語の壁。
前回のブログを見ていただいた方は既に感じているかもしれませんが
役所に請求をすると、普段使わない用語がバンバン出てくる。
お手軽な旧土地台帳の申請をした時だけでも
申請、請求(個人的に申請と請求の違いを知らなかった)、交付申請書
登記事項証明書。
これが戸籍を請求するとなると戸籍、除籍、謄本、抄本、改製原戸籍
附票、筆頭者、戸主、直系、傍系、戸籍全部事項証明書 等々 ふ~
基本的な「戸籍とは」と言う所から覚えるとすると以下のリンクが
分かりやすいです。
https://www.city.chiba.jp/hanamigawa/makuharihongoshimin/documents/koseki.pdf
僕の場合、この辺の知識が曖昧のまま役所に質問の電話をしたものだから
対応してくださった方の話が良く分からなくなってしまいました。
もし、家系図を作成しようとするなら、基本的な用語を覚えてからの方が
効率よく作業を進められると思います。
そして、戸籍を請求する上で基本となる事は
〇 戸籍謄本は戸籍全部事項証明書と言う名称に変更になった事。
戸籍事務は平成20年頃から徐々にコンピューター化され、それに伴い
戸籍謄本という名称は戸籍全部事項証明書に替わりました。
〇 戸籍を検索するためのインデックス的なものは本籍と戸主である事。
戸籍を請求する場合、役所に登録されている本籍(住所ではない)と
戸主(今で言う筆頭者)で調べることになります。
〇 戸籍を請求する場合の理由は家系図作成で問題ない事。
請求する場合、正統な理由が必要になりますが、これは「家系図作成」で
問題ありません。ただし直系のものに限ります。
傍系のものは家系図作成が理由でも交付してもらえません。
もしどうしても傍系の方の戸籍を入手したい場合は傍系の親族の方に
委任状を書いてもらう必要があります。
直系と傍系の違い
家系図作成について、とても詳しく解説しているHPが有ります。
その情報量は、本一冊出来そうな位。
さて、ここからは入手した戸籍を読み込むときに生ずる問題です。
漢字や癖字が難しくて読めない所がたびたび出てくるんですよー
以下は実際の戸籍です。
生年月日等に使われる大字(壹 貮 参 拾 廿 丗)とかだったら何とかなるんですが
今は使われていない漢字とか、変体仮名は辞書がないと読めません。
僕は、ネット上の漢和辞典、変体仮名辞典を使いました。
でもね、辞書が有っても無理な場合が有るんですよね。
これ見てください
ミミズがのたくったような字と言う言い方が有りますが
もはや字だとすら思えない
専門家なら読めるのかもしれませんが、これを解読するのはあきらめました。
さて前回の旧土地台帳に載っていた人ですが
一番左の善吉さん
この戸籍の左から2番目に載ってます。
僕から見ると大叔父(祖父の兄)にあたる人でした。
しかし、戸籍からは善吉さんに土地を譲った真平さんやそれより前の代の方々との
関係は分かりませんでした。
土地を譲るくらいだから結構近い親族だと思うんですけどね。
戸籍から知る事が出来た一番古い方は父方が廣吉さん(1820年頃の生まれ)
母方が源右衛門さん(1800年頃の生まれ)で、僕から見ると
ひいひいひいひい爺さんってことになります。
実際 御先祖さんの、お墓参りに行きたいんですけど場所が分からなくて
何か手掛かりはないかと、色々調べていたら出羽三山のHPに行きつきました。
これ見てたら、何故だか涙がボロボロこぼれてきてしまって
何か御先祖さんと関係あるのかなぁと思いながら見てました。
いやぁ~ すっごい大変だったけど
なんかワクワクしながら作業が進められました。
次回は、戸籍を基に実際に家系図を作ります。
つづく